離婚は当人同士だけの問題で済まないのが現実です。夫婦二人が一緒になるにあたって応援したり、支えたりしてくれた人、結婚中にお世話になった人など、思い起こせばたくさんの人間関係があるでしょう。
離婚問題に直面すると、その手続きやその後の生活のことを考えて頭がいっぱいになってしまうかもしれませんが、そうした仁義を果たすのも、これからあなたが一人で生きていく上で大切なことです。離婚後のほうがむしろ、さまざまな人のサポートを受けなければならないかもしれないのですから。
離婚の事実を周知するにあたって、最も頭を悩ませるのは「子供にどのように伝え理解を得られるか」です。これは、かなりのエネルギーを費やすことですが、親としてしっかり心のケアをしていかなければなりません。
たいてい子供は親の感情に敏感なもので、両親の夫婦関係が悪化していることは何気ない親の言動の中から察しているものです。ですが、本当に離婚するとなったら、相当な精神的ダメージを受けることが予想されます。
なぜ離婚しなければならないのか、夫婦関係の修復の努力をしたけれど難しいこと、離婚をして前向きに生きていきたいことなどを、誠実に語り説明してください。できれば、妻と夫が一緒に、それが無理なら別々に自分の言葉で子供に語りかけることです。
子供が状況を理解できない年齢で離婚するときは、後々「どうして父親(母親)がいないのか」について納得できる説明が必要になるときが必ずくるでしょう。それについても、自分なりの答えを整理しておくことです。
同居をしていない家族・・・つまり、あなたの両親、兄弟、また親しい親戚にも離婚の報告は必要です。特に、両親や兄弟は離婚後の生活の中で、頼ったりサポートをお願いしたりする可能性の高い人たちなので、なるべく離婚届を出す前に話をしておくようにしましょう。
余計な心配をかけたくない、口を挟まれたくない、言わなくても私の決めたことなら尊重してくれるだろう・・・とさまざまな想いがあり、事後報告する人も多いようですが、自分の決心が揺らがないなら、事前に耳に入れておくほうが、筋としては正しいと言えます。
これは、仲人さんがいる場合も同様です。結婚に際してお世話になった方ですので、直接出向いて報告をしなければいけません。
さらに、職場や子どもの学校などにも報告が必要でしょう。特に、姓が変わる場合は、事務処理がありますから、報告は義務と考えてください。
子供の姓が変わることでいじめを受けないか心配なら、親しくしている母親に一声かけてフォローしてもらうなどの配慮をしておくと良いでしょう。
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